鴨川にて伐採作業


以前からチームがお世話になっているテイケイ株式会社が千葉県鴨川市に所有している農園「健生園」にて3日間伐採作業を行なってきた。
この作業は今年3月から始め、今回が3回目になる。当初はフリーで活動しているアドベンチャーカメラマンである西川氏の指導を受けて行なっていたが、今回初めて我々だけで行なうことになった。                          (写真は、3月に西川氏からチェーンソーのメンテナンス法を教わっているところ)




ヨーキは、北海道の実家で薪を使っていたため伐採経験は豊富。皆の指導的立場になる。特に安全管理に対する意識はかなり高い。
薪割りもお手の物らしい。




ケン、ヤマキーともに伐採経験は無かったが、3回目になるとかなり手馴れてきた。








しかし、伐採はそう簡単な作業ではない。一番難しいのは狙った方向に木を倒すこと。木の反り具合によっては、高所にワイヤーを掛けて倒れる方向を誘導させる。
なにぶん素人が作業しているので危険がいっぱいである。安全ベルトなどもなく高所に登ったり、木が狙った場所に倒れる確立はそう高くないし、倒れる時に木が跳ねることもある。



切り倒した木は、枝打ちし、規定の長さに切り揃える。このときも斜面上にある木が動き出したり、切り方を考えないとチェーンソーが切り込みに挟まってしまったりと多くのトラブルが待ち構えている。


枝葉は、運搬車で焼却する空き地まで運ぶ。
このキャタピラ式の運搬車の運転にも慣れなければならない。何度か暴走させて斜面に落ちそうになったり、人を轢きそうになることもあった。




重労働なのが木の運搬。
運搬車で貯木場所に運ぶ。
人力で運べない大木は、 機械、器具を活用する。 いろいろなアイデアや協力体制が求められる。




休憩時は、土方の人そのもの?次の作業のことなどを話し合うことが多い。
昼休みに自分の休憩時間を潰して、チェーンソーのメンテナンスをするヨーキ。 「この辺のことは自分の役割だ」という責任感みたいなものを感じさせる。


伐採はこのように多くの作業内容があり、それぞれに多くの危険の可能性も持っている。作業する皆が良いまとまりで危機管理をし、お互いの安全を気遣わなければならない。そして作業効率を上げるために、全員がすべての作業に精通し、いつ誰が何をすべきかを常に全員が考えて行動しなければならない。
今回は、指導者である西川氏がいないことで、皆の緊張感がさらにみなぎり、とても良いチームワークが発揮できた。アドベンチャーレースのチームトレーニングとしても、素晴らしい体験である。実際にチームが一致団結し、メンバーの心が通じるように感じることができた。
このような素晴らしい体験の場を提供して下さっているテイケイ株式会社の高花会長には感謝の念に堪えない。また、健生園でできた新鮮野菜や卵を毎回たくさん戴いている。


最後に、
                 
             作業用具置場を掃除するヨーキ。
       今回、ヨーキの献身的な精神を随時に見ることが出来た。
            親の育て方の素晴らしさを感じました。



文責:田中正人 写真:竹内靖恵(チームマネージャー)