第31回日本リバーベンチャー選手権 決勝




リバベン予選の翌日は決勝戦。我々は6位で予選を通過し、上級クラスで戦う事となった。狙うはベスト3!決勝は約6キロのダウンリバー(純粋に川を下だる速さを競う)なので、漕ぎの強さが必要になる。



しかし上位チームはグモテックス・コロラドというレース専用仕様の艇を使用。チームイーストウインドはインセプト・スプリンター(写真右)というそれほど速くないを使用。また、皆カーボンパドルを使用している中で我々はアルミシャフト&プラスティックブレードのリバーガイド用パドル・・・上位チームの中では一番不利な艇とパドルだ。しかし道具の差はあれ、我々は上位を狙って全力で取り組んだ。



出艇は1分毎で予選の早いチーム順。スタートしてから我々の艇は順調だった。


しかし利根川上流で最難所の瀬のひとつ、通称「フリッパーズ」で波に捕まり、ボートが真横に立ち上がり、我々全員が投げ出されてしまった。

不幸中の幸いか、本流から外れずに流されたため大きなロスにはならなかった。
15〜20秒くらいのロスだろう。

普段おとなしいケンがいち早く乗艇し、叫ぶ!
「早く乗れ!!!」















日頃、トレーニングしてきたフリップリカバリー(転覆したボートを元に戻して再乗艇すること)の成果もあり、すぐに復帰することができた。

結果7位。予選から1ランクダウンしてしまった。

それぞれが決して納得の行く結果ではなかったが、道具のハンディもある中では良くがんばったと思う。また、我々にとって、ひとつの装備(今回で言うとラフトボート)に乗り、チーム一丸となって戦うレースはこれが初めてだ。ゆえに普段見えなかったメンバー、特にケンの熱い一面を見た。

我々は今後も川に出て、スキルと体力のアップのためトレーニングを続けて行く。




文&写真:チームマネージメント竹内靖恵
再乗艇シーンの写真提供:亀田正人