ウーロン・マウンテン・クエスト2007 Day1

いよいよ本番初日を迎えた。今日の競技内容は、以下の通り。

・ラン 5km
カヤック(昨日と同じ状況) 20km
・ラン 5km
・マウンテンバイク 38km
・レスト(15分間強制休憩)
・マウンテンバイク 18km
バイアスロン(ライド&ランのことです) 7km
・アドベンチャースキル(ラン4kmと懸垂下降90m)


スタート前のウォーミングアップでヤマキーを牽引ひもで引っ張ったら、膝がとても痛いという。ゆっくり行くしかないことを認識する。

スタート後、田中がヤマキーをゆっくり牽引していくが、しばらくしたら宮内が遅れ始める。ヨーキが宮内の牽引をする。昨日の順位を同じようなところで進む。

カヤックでは、宮内(前)&ヨーキ(後)艇とヤマキー(前)&田中(後)艇に別れる。
一部、昨日と同じ区間も下る。川幅のある大きな川だが流れが速く、巨大なエディやボイルも所々発生している。そのためカヤックが回されたり翻弄されがちだ。艇の挙動を先読みし、しっかりしたパドリングでカヤックを操作できないと速く進めない。宮内、ヨーキ艇が遅れがちであった。数チーム抜いたが、大きく躍進することはできなかった。


その後のランではヨーキが遅れ出す。筋疲労で脚が攣り始める(トレ不足が原因)。田中が牽引する。ヨーキの攣りは、ふくらはぎに留まらず、太ももや腹筋まで攣り、激しい痛みに絶叫していた。

その後のMTBでもヨーキの遅れが大きくなり、膝故障をしているヤマキーが先行する状態になる。MTB後半では、宮内も積極的にヨーキのフォローに入る。

バイアスロンでは、ヨーキとヤマキーには殆どMTBに乗ってもらい、田中が宮内を牽引して走った。バイアスロン終了時でタイムアウトとなり、レースが終了した。15位であった。

残念ながら、ここでアウトオブランキングが決定した。
明日からの競技は普通に続けるし、順位も着くが、12位以内に入っても賞金は得られない。

今のメンバーの状況は、レースが出来る状態ではないと言える。しかしながら、チームワークは良く、皆前向きに協力し合いながらレースを進めている。集中力も切れていない。どんな状況であろうと今出来ることに全力で取り組んでいる。
明日からはさらに過酷な状況が待っていると思うが、すべての状況を受け入れ、それに真摯に取り組む決意は出来ている。そして最後まで諦めないでレースをまっとうしたい。

文:田中正人
写真:柏倉陽介