三浦海岸にてカヤックトレーニング開始

西伊豆カヤックレーニングを終え、次は東京オリンピックにも出場したカヌー選手・本田大三郎氏が主宰するホンダカヌースクールをベースにトレーニングを開始。スクール所有のパドリングタンクを使って、フォームなどを徹底的にチェックし、改造していく予定だ。

本田大三郎氏は元々、自衛隊体育学校ハンドボールを指導していて、日本選手として国際大会などにも出場をしていた。目指すは東京オリンピック出場。

しかし、ハンドボールはオリンピック競技種目から漏れてしまった。そこで新しく正式種目になったカヌー競技に目をつけ、急遽カヌー競技へと転向。たった3年間の練習を経て、東京オリンピックに日本代表のキャプテンとして出場したという経歴の持ち主。

現在、マホロバカヌースクールにてオリンピックなどを目指す学生たちを中心にカヌーを教えている。70歳を越える年齢とは思えないほどのバイタリティの持ち主。怒ると高校生でも平手でぶっ飛ばす。

三浦海岸でのカヌー合宿は2月いっぱいまで続く予定。

赤城トレイルランニング・レース


11月10日(土)〜11日(日)赤城トレイルランニング・レースが開催された。天候はイマイチ優れていなかったが紅葉も終盤を迎えた赤城山周辺は美しい。

初日は講習会。講師はトレイルランニング界の王者、鏑木毅氏による「より楽しく快適にトレイルを走ろう!」と、田中による「レース直前でも役に立つポイントアドバイス」。天候が良くなかったため、両名室内にて講習。


そして2日目は本戦。参加者192名、うちロングコース(27km)124名、ミドルコース(15km)68名。本大会にイーストウインドから田中が招待選手として出場。トレーニング生からはヨーキも出場した(両名ロングコース)。

田中は目標タイム3時間以内に設定。しかし3時間06分06秒で3位になった。



















ヨーキは目標タイムを3時30分に設定。序盤は5位でトップ争いに入れる勢いだったが、下りで悩みのタネである膝の故障が復活。3時間27分08秒で7位。しかし目標タイムはクリアした。先月の日本山岳耐久レースではリタイヤしてしまった無念さもあり、今回のヨーキは結果から見て頑張った(ゴールはヨチヨチ歩きになっていたが)。

優勝は赤城山をホームグランドとする鏑木毅氏で2時間51分59分。圧倒的な強さを見せてのダントツ優勝であった。

このコースは見晴らしも良く、景色もいい。今ブームのトレイルランゆえ、来年は参加者が増えると思われる。そこで懸念されるのがハイカーとトレイルランナーの小さいトラブル。互いに目的が違うし、ゆっくり歩くハイカーの横をランナーが急に通り過ぎれば事故が起きる場合もある。今ブレイクしているトレイルランだからこそ、きちんとマナーを守り、互いに気持ちよく山(トレイル)を使いたい。



さて田中が主宰しているアドベンチャーレーシングクラブKOCCiでは、来年の1月14日(月・祝)に、鏑木毅氏をメイン講師に迎え、トレイルラン講習会を開催する。今年の山岳耐久レースで09時間13分02秒を出し、新しくトレーニング生になった里見洋一(通称トミー)がアシストに入る。昨年は11時間18分であったが、1年で2時間も縮めたそのトレーニング法とは!?山のマナーなども盛り込んだ講習会を企画中。(写真は昨年のKOCCiトレイルラン講習会)

詳細・募集は近日予定!

(文&撮影:EWマネージメント竹内靖恵)

赤城トレイルラン・レース試走


今週末に群馬県赤城山で開催される赤城トレイルラン・レースに出場するため試走を行った。田中正人は招待選手として出場を予定している。トレーニング生からは田中陽希が出場する。

本大会はロングコースが27キロ、ミドルコースが16キロで両コースとも制限時間7時間である。両名もちろん27キロにエントリーだ。大会には190名程度の選手がエントリーをしていると聞く。今回の目標タイムは田中正人が3時間、ヨーキが3時間30分だ。

運営は日本オリエンテーリング協会がメインで、作りこみがオリエンティアらしく細かい。


開催コースは山が開けていて明るい雰囲気。走っていて気持ちがいい。第1回ともあり、楽しみである。
(文:竹内靖恵 写真:田中正人)

2008年度トレーニング生決定!

来年からチームイーストウインドのトレーニング生として共に頑張る仲間が11月3日に決定した。
里見洋一(27)。元サッカー選手(飯能ブルーダー所属)で、今年の日本山岳耐久レースでは09時間13分02秒を出し、トレーニング生になる条件10時間内をクリア。今はフルマラソン2時間50分を切る事を目標としている。

趣味はパン屋めぐりというお茶目な一面も見せるさわやかな青年である。これからの里見洋一の活躍に期待大だ。
(文:マネージメント竹内)

オリエンテーリング in 朝霧

10月27-28日の2日間に渡って、静岡県立野外活動センターにて「オリエンテーリングin 朝霧」が催された。


1日目は、台風接近による暴風雨の中、ミニオリエンテーリングとミニアドベンチャーレースに家族や小学生も積極的に参加した。
ミニアドベンチャーレースは田中正人と宮内佐季子がコースを作り、野外活動センター敷地内ながらもカヌーやツリークライミングなど多彩に富んだコースを提供した。1時間程度のミニレースだが、荒天によりリアルアドベンチャー状態となった。
しかしそこには、強風に煽られる雨カッパを脱ぎ捨てて力走した子供たちの姿があった。

夜は村越真氏による読図講習会や田中正人、宮内佐季子による講演「アドベンチャーの世界」もあり、冒険的な世界に興味をそそられる参加者が少なくなかった。


2日目は、台風一過の晴天の下、朝霧ロゲインが催され、3時間と5時間の部による長時間スコアオリエンテーリングに100名以上の参加者が挑戦した。
イーストウインドのトレーニング生も参加した。

もう一つの中国レース


重慶・武隆での3日間レースの翌日に8時間かけて貴州に移動して、28日のみの1Dayレースにも出場した。
「The International Mountainous Challenge of the Open Air In Loushanguan,Zunyi,Guizhou,China」というこのレースは、一般市民の登山マラソン大会も併設した町を挙げての一大イベントであった。

競技内容は、
1.ラン 2km
2.MTB 24km
3.テクニックラン 3km
4.MTB 18km
5.登山 7km
(テクニックランとは、MTBを地元農民が使う竹籠に縛り付けて運ぶ。)
Zunyi市のスポーツスタジアムからスタートしてLoushanguan山まで登り詰めるコースである。
我々は3日間レースの疲れもあったが、ヤマキーの膝痛は軽減しており、ヨーキの調子も上向きであった。MTB24kmでは、ヤマキーがトップ集団に喰らい付いて一時チームから離れてしまったが、チーム内でドラフティング(前車にくっついて風よけにする行為)もしながら比較的順調に進む。テクニックランでは、田中が宮内のMTBと合わせて2台運び数チーム追い抜く。

しかし、18kmのMTBステージでのドラフティング中、ヤマキーと宮内が接触して時速30km以上のスピードから宮内が前方に飛んでしまった。
左肘を脱臼し、痛みに悶え苦しみながらも宮内は自分で外れた肘をはめた。

しかし、肘先のシビレと痛み、ショックに因ると思われる気持ち悪さを訴えるためリタイヤを決意させた。
結局、救急車に収容されて市街地の総合病院に搬送。英語が堪能なヤマキーを同行させた。
宮内は、「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣いた。


残った田中とヨーキは、ゴール地点まで行くことを決意。
それぞれが宮内とヤマキーのMTBを乗車しながら持ち、残り15kmを走行。
そして、最終の登山ステージに入る。

合計1km以上に及ぶ石段を登り詰めて行くが、この日のヨーキは最後までバテずに走り通した。
最終ゴールには10位くらいで到着。事故がなければ5〜6位には入れたようだ。


成績は付かないが、「がんばったで賞」みたいな特別賞を受賞してしまった。
こんなことで賞をもらうことほど悔しいことはない。
今回の中国レースは、悔しさばかりを学ぶこととなった。


病院から帰ってきた宮内は、肘の固定もしてもらえず、大した治療を受けられなかったと不満タラタラ。                     しかし、自作した段ボールギプスの具合が良くご満悦だ。
帰りの空港でのセキュリティチェックでは、かなり怪しまれ金属反応が無いのに探知機を一生懸命当てられ、しまいには段ボールギプスを小突かれていた。

いろいろな事のあった中国レースだが、この経験を糧に、そして同じ過ちは犯さないことを念頭にして今後の活動に活かしていきたいと思う。

文、写真:田中正人

ウーロン・マウンテン・クエスト2007 Day3


今日が大会最終日となる。種目&距離は以下の通り。

バイアスロン(ライド&ラン) 7km
・アドベンチャースキル(タイヤチューブイカダを作り、全員で乗り、手でパドリング) 1km
カヤック(湖) 15km
ケイビング(観光洞窟)&ラン 7km
・ボーティング(川でのラフティング) 18km
・アドベンチャースキル(フライングフォックス:川の上空を横断して対岸に着水)
・ラン 2km
・レストステーション(15分間強制休憩)
MTB 20km
ケイビングPFDを着けて川沿いに下る) 3km


日々変わるスタート地点にバスで移動し、街中の人だかりの中でスタートの準備をする。ここで大変なのがトイレ。中国のトイレは個室になっていないことが多く(田舎だけ?)、人と顔を合わせ談笑しながら大を済ます。今日は臭いのきついトイレがあって、皆ティッシュペーパーを鼻に詰めて用を足していた。


そんなうちにバイアスロンからスタートする。いつものようにヨーキ、ヤマキー組と田中、宮内組に分かれる。バイアスロンは、2台のMTBと2人のランで進んで行き、いつでも交代できる。
通常、MTBがランナーを抜いたら、路肩にMTBを乗り捨てて走り出す。抜かれたランの人がMTBを拾って先行するランナーを追いかけるということを繰り返すのだが、今日は登りがきつくMTBのほうが遅いことがしばしば。ヤマキーの膝は少し調子が良いらしく、ヨーキも初めからバテてはいないので比較的順調に進む。


ダム湖に到着したら、アドベンチャースキル。タイヤチューブ4個と板数枚と紐でイカダを作り、湖を1kmほど手でパドリングする。タイヤを一列につなげて人も一列になって手でパドリングした。

カヤックは、ヤマキー(前)&ヨーキ(後)艇と宮内(前)&田中(後)艇に分かれる。前半は皆調子が良く速いペースで進むが、後半はヤマキー、ヨーキ艇が遅れてしまった。


ケイビングは、観光鍾乳洞で石灰岩の石柱?が色とりどりにライトアップされていて幻想的であった。ここは多くの観光客の声援を受けながらスムーズに進むが、ときどき田中がヨーキのフォローを行なう。


次のボーティングの場所までのランで他チームに抜かれるが、決して速いチームではないので、その不本意である悔しさを忘れないようにする。ボーティングは、小型ラフトボートで川を下る。水抜き穴がないタイプなので神経を使うが、瀬や巨大エディ通過時に水を入れてしまう。宮内がシューズを脱いで水出しも行いながら下った。


次のアドベンチャースキルは、フライングフォックス。川岸の橋げたに設けられた足場組みから対岸にロープ1本に滑車を付けて渡り、最後は水面に着水する。ここではヤマキーがかなりビビっていた。





MTBは登り基調で、しかも猛烈に暑い。田中がヨーキをフォローしながら淡々と進む。


最後のケイビングは、PFD(ライフジャケット)を着用したキャニオニング(沢下り)。そのまま川が洞窟に入っていく。MTBセクションで熱中症になりそうなくらいだったので、体が冷えていくのが心地良い。石灰岩でできたテーブル状の自然の造形の上も歩いて行く。皆良いペースで元気に進む。
洞窟の出口は観光名所になっていて、地上のゴール地点まではエレベーターにも乗るという経験をした。


最終ゴールは12位。当初目指していた順位を3日目に取ることができた。
総合成績は14位。完全完走は13チーム。リタイヤ9チームであった。

総合優勝は、アドベンチャーレースの世界トップであるチームNIKE(USA)。賞金5万US$を獲得。来年の大会は賞金総額が15万US$に上がるらしい。さらに世界メジャー大会に向けて邁進している様子だ。

文:田中正人
写真:柏倉陽介